頑張っているのに愛着障害の辛さが改善されない時の処方箋
Updated: 6 days ago
こんにちは!
この記事は
横山ゆか(認定心理カウンセラー1級保有)が
執筆しています。
前の記事
の補足というか
・頑張っているのに辛い状況が改善されない。
・なかなか自分と向き合う気になれない..
・いきづまりを感じる...
こんな状況にいる方に向け
愛着障害から回復していくときの
モチベーション維持や
動機の部分について
書いてみたいと思います。
(少し長文になるかもなので
興味がある方だけ読み進めてね)

愛着障害の生きづらさから回復し
恋愛や人間関係を改善していくことを
目指したカウンセリングでは
半年、一年、それ以上と、
一人のクライアントさんと
長くお付き合いするケースがほとんどで
悪い言動がまったくでなくなる=完治
ではなく、回復を続けることが
愛着障害をのりこえることになるため
自分と向き合うことは一生続く作業になります。
そのプロセスの中で
どのクライアントさんにも必ず行き詰まりや、
頑張っているのに、
なかなか辛い状況が改善されなかったり、
対人関係のトラブル
恋愛関係の破綻など
同じ問題を繰り返してしまうこともあります。
成長曲線によって、
その時期は変わってきますが
なんだかスランプに陥っているような
出口の見えないトンネルを歩いているような
そんな感覚があるようです。
こんなときには
・同じような話を何度も繰り返す
・自分と向き合っているけれど洞察が深まらない
・自分で自分のことがわからない状態が長く続く
こんな兆候が見られます。
これは
新しい考え方や
新しいものの見方を拒否し、受け入れない。
問題と向き合う
そのものを心の根底で拒否している。
ご自身の中で
抵抗や拒否反応が起きていたり
変わることに対し不安を抱いてしまうため
いきづまりが生じてしまうと考えているのですが
頑張って自分と向き合い
辛い状況を改善しようとしているのに
嫌な状態が変わらなかったら
気持ちも折れてしまいますよね。
そんなときには
新しい知識やテクニックに頼るより
自分の気持ちを見つめることが何よりも大切。
なぜ、自分と向き合いたいのか
自分自身を動機づけられているか確認したり
自分と向き合う時のエネルギー量
=モチベーションが
圧倒的に足りていない状態ではないか
正直に自分の気もちと向き合うことが
1番重要だとわたしは考えています。
もちろん、正直な気持ちを否定したりせずに、です。

自分なりに頑張っているのに
辛い状況が改善されなかったり
同じような問題を繰り返してしまうのには
必ず原因があります。
認めたくないかも知れませんが
自分を変えたい。
問題を改善したいと思っても
そこまで本気にはなれてなかったり
辛い、苦しい思いはしたくない。
面倒くさいことはしたくない。
振り返って、嫌な気持ちになるものとは向き合いたくない。
自分の問題と直面したくない。
リスク回避、逃げの姿勢が強かったり
努力して自分で道を切り開くようなことは
したくない気持ちが勝っている。
さらには、自分に問題はない。
自分のやり方は間違ってない。
わたしは正しい。
など、自分の問題を認めておらず
とにかく、自分のやり方に固執し
頑なに自分の一部を変えようとしないケースなど
内面にある葛藤や複雑な感情はたくさんあります。
それを素直に見つめてみるのです。
わたし自身、愛着障害の回復過程では
停滞したり
自分と向き合ってはいるけれど
同じような問題を繰り返す時期はありました。
(特に恋愛面で)
なので、拒否したり抵抗があったとしても
そうなってしまうのには理由があり
決して悪いものとは捉えていません。
自分を変えたり
問題と向き合い続けるには
あるていどの余裕と時間は必要で
わたしたちが他者と
お互いを尊重する、温かい関係
コントロールや優越がない関係を作っていくためには
大事なものとして
扱うことが大切だと考えているからです。
自分の中にある弱さやずるさ、
そういったものを受け入れることが
他者への思いやりや共感につながり
人間関係がうまくいくようになります。
ただ、自分の中にある葛藤や
複雑な感情に気づかない。
自分で認めていないのに、
「頑張っているのに変われない!」
と自分自身に憤ったり
そのこと自体と向き合わない
=自分から逃げる
カウンセラーなどに
「あなたの言われた通りにやっているのに!」など
他人に怒りをぶつけ、責任転嫁することが問題で
自分の弱さやずるさに
引っ張られ過ぎずないようにしていくことも
同じぐらい大事なことだと考えています。
こういった理由から、
自分の問題と向き合った先で
どんな未来が欲しい?
恋人やパートナー、家族など
身近にいる人達とどんな風に過ごして、
どんな関係でありたい?
自分の理想をたくさん妄想したり
まだ見ぬ自分の未来
「こうなりたい!」に興味をもち
その気持ちを大事にする。
反対に、問題と向き合わない。
ずっと逃げ続けたら、
どんな未来、結末が待っていて
自分に返ってくるものはなんだろう。
「こうなりたくない!」
「こういう結末だけは嫌!」
こういったことも考えながら、
うまくバランスをとっていくことが
大事だと私は思っているんです。
自分の中のさまざまな感情を大事にしよう。

わたしたちヒトってとても複雑で面倒くさくて
良いことばかり考えても頑張れないこともあれば
嫌なことを考えることで力を出せることもありますよね。
愛着障害の生きづらさを改善するために
自分と向き合うことは、
一生続くことだからこそ
こんな人になりたい
この先、自分の人生をこんなふうにしていきたい
こんなことに憧れる
など、強く渇望するものだったり
前向きに頑張れる感覚や
絶対に嫌なこと、避けたいこと
=こんな自分にはなりたくない
この先、こんな辛い状況になってほしくない
危機感がもてたり
これだけは自分に
跳ね返ってほしくないと感じること
この2つが同じくらいの大きさ
そこに若干プラスして、
「こうなりたくない!」「これはいや!」
との危機感の方が大きい状態が続くと
途中で息切れしてカウンセリングから離脱したり
だらだらと同じ状態を続けてしまうことを回避し
すみやかに問題を解決できるのでは?と
思うようになりました。
こうなりたい!
こういうことにすごく憧れる。
だけを大事にしても
実際に行動を起こさなければ
夢見がちで終わるだけだし
ひたすら危機感をもち
こうなったら嫌!
これだけは絶対に避けたい!
を大事にし過ぎても過剰に焦ってしまう。
大切なのは同じくらいの大きさで
自分の中に置いておくことなんじゃないかと思うんです。

少しだけ私の話を自己開示すると
わたし自身、グループで
内観を学ぶ講座を受けながら
みっちり自分と向き合ったり
個別カウンセリングを受けましたが
数か月ほどあいだが空いても
完全にカウンセリングや
自分と向き合うことを止めたことはないし
講座も途中で離脱したことはありません。
わたしはすごいだろ!
と誇示したいから書いているのではなく
何があったから
途中で離脱せずに済んだかを伝えたくて
自己開示していると前置きしますが
わたしの場合
心が通い合った、温かい関係
お互いを大切にしあえる、優しい関係
感情が爆発しない、
意図的に相手を傷つけない関係
にとてつもない憧れがあり
強烈にそれを望んでいたのと
単純にそれがどんなものか知りたいなど
強い好奇心がありました。
幼少期のころから
男女関係なく人と関係を作れず
よくトラブルを起こしていたので
人間関係が続かず
最後は必ず一人になるのは
毎回けっこうな衝撃でして。
家庭環境も悪く
学校でも居場所がない。
こどもの頃から抱えてきた孤独は
言葉で言い表せないほど、
大きかったです。
人と関わるときの距離感だとか
マナーだとか、常識だとか
そういうのも親から学べないまま
人と関わっていたので
ほかの人にはあって
自分にないものってなんだろう
こんな思考も強く
これが良かったと分析しています。
ほかの人にはあって
自分にないものはなんだろうと考えることは
わたしが悪い!と自責や自己否定で終わるのではなく
他人の良いところを真似する、取り入れるという
前向きな姿勢が含まれるからです。
わたしは、周囲のうまくいっている人たちがもつ
素朴なやさしさとか
人の温かさなど
人一倍憧れがあったと思います。
その一方で
誰とも関係が長続きしない。
いつも関係が壊れることは恐怖でしかなくて。
この先、自分で働いて自活しなければならないのに
人間関係が原因で仕事も続かなければ
生きていけないし
誰とも繋がれないのはすごく寂しい。
底なしの孤独や虚無感が
この先もずっと続いてくことも嫌で
生き方そのものを変えたい気持ちも
強くもっていました。
だからこそ、現実に立ち向かえたのだと思います。
「現実に立ち向かう」とは
・愛着障害であることを認め
生きやすい体質に改善できるよう
自分でできることに取り組む
・自分の問題、非を否認せず認める
・新しい考え方や物事のとらえ方を積極的に取り入れる
・内観の練習をする
になるのですが
苦しい状態から抜け出したい想いと
人並みになりたい想いがあり
しっかり自分を動機づけられていたり
続けるためのモチベーションがあったから
なんとかやれたのだと思いますが
読んでみた通り。
気持ちが整っていないと、なかなかできないのだと思います。
まとめ

少々長くなってしまいましたが
自分と向き合うって
「何をするか」以前に
自分への動機づけや
モチベーションの方が大切なのでは?と
最近では思うようになりました。
平たく言うと
「気持ちの問題」の部分が大きく
同時に難しい部分でもあって
多くの人がのりこえられずやめてしまうことも。
きっとカチンとくるかもしれませんが、
現実がうまくいかない、
辛い状況に陥りがちながらも
どこかうまくいっている部分があったりし
中途半端な満たされ方をしているからだと思います。
例えば、恋愛はめちゃくちゃでも
仕事はなんとかこなせ、キャリアを築けていたり
友人関係は比較的うまくいっている。
親に問題はあっても
兄弟姉妹との関係は悪くない。
人間関係はうまくできないけど
ひとりの時間は楽しめる。
どこかひとつでも
うまくいっている
現実が思う通りに進んでいたら
「自分に問題はない」
「努力してまで向き合うことじゃない」
となってしまい
最初は頑張れても
元の状態に戻るのは仕方のないことです。
しかしながら、水を差して申し訳ないですが
「うまくいっている」
と思っているのは自分だけで
人からみると、それって問題では?
と感じるようなことも多いし
自分の都合のいいように
物事を解釈しているため
健全な人の感覚と
大きくずれがあたるケースも多いです。
この部分の認識が欠けているから
現状維持で現実が変わらない。
変わるために頑張れない
大きな理由になるとわたしは思っています。
わたしはこどものころから
本当になにもない。
むしろ自分自身が壊れたところからのスタートで
やり方を変えなければ、
生きていけない状態だったので無我夢中でした。
だから、100%、
あなたに寄り添うことはできないかも知れません。
でも、
過去を振り返ってみてください。
・本当は関係を壊したいわけじゃなかったのに
人間関係を壊してしまった
・本当はそんなつもりじゃなかったのに
自分から人間関係を切ってしまった
・本当は嫌だったのに
仕事を辞めないといけない状況に陥ってしまった
・本当は嫌なのに
恋人に感情的になったり
あれこれ求めて重くなってしまった
たくさんの苦悩や後悔、
罪悪感があるのではないでしょうか。
どれだけ人間関係を壊してきたか。
どれだけ人を傷つけてしまったか。
どれだけ悔しい想いをしたか。
どれだけ自分に失望したか。
ぜひ、振り返って
少しだけ、その感情を感じてみてください。
それでも、今の自分の生き方、やり方でいいですか?
それと同時に、そんな自分から脱却できたら
どれだけ、こころが軽くなるか。
優しい気持ちで人と接することができるか。
人の反応を気にせずのびのびできるか。
自分を大切に扱ってくれる人が増え
毎日安心して過ごせるか。
どんな選択も最後は自分の責任です。
本当に自分を変えたい。
辛い状況を改善し
笑顔で毎日を過ごしたいのなら
考え続ける価値はあるのではないでしょうか。
こうなっていきたい!
の情熱と好奇心
こうなったら嫌、これだけは避けたい!
の危機感や怖い気持ちを
自分の中におき
自分を動かす燃料にしていけたら
きっと、うまくいくと思います。
自分を諦めず、
一緒に頑張っていきましょう。
最後までお読みくださり
ありがとうございました!
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